ATAGO FURUMICHI KAIDOU TOBOSHI

2023

愛宕古道街道灯し

優しい灯りが照らし出す

静かな街並み。

ゆるりと歩けば心なごむ

奥嵯峨の夜へ。


「愛宕古道街道灯し2023」


8月26(土)27(日)
点灯時間は18時〜21時

August 26th,27th
Light-up time 18:00-21:00


京都・嵯峨鳥居本/Saga-Toriimoto, Kyoto
清凉寺から愛宕神社一の鳥居までの旧愛宕街道






いのちを 見つめる 静かな時間を









お祭のこと/about the festival

奥嵯峨の古き良き街並みを、行灯のほのかな明かりで演出するお祭りです。

いまから二十年ほど前。
化野念仏寺千灯供養への来訪者を迎え入れるため、地元の地蔵盆を盛り上げるため、古い町並みが残る街道沿いに、手作りの小さな行灯を灯しました。
この灯りは年々大きくなり、子供からお年寄りまで多くの方とつくる行灯が、大小800基ほど灯るお祭りになりました 。(10m程もある大きな行灯もありますよ!)

百年後も続く祭りであるよう、みんなでゆっくりと続けていきたいと思っています。


About twenty years ago we started to light small handmade paper lantern along Atago Kaidou, an old atmospheric street in Saga ward, Kyoto.
We did this primarily to light the way for visiters to the thousand-light memorial service at Adashino Nenbutsuji Temple.
We also hoped to revitalize Japanese Buddhist event the Jizo Bon of this area.
Over the years, this festival has got bigger and bigger,and now about 800 paper lanterns (the tallest one being 10 meters tall !!) light up the streets.
All these lanterns are made by people in this area, from children to the elderly.

We want to keep this festival together, so that even in 100 years people will still be able to come and enjoy it.

お祭りのみどころ

今年のテーマは「九十九神」

「九十九神/つくもがみ」とは、百年を経た古い道具に宿るといわれる精霊のことです。

2023年に暮らす私たちの身の回りには、様々な道具が溢れています。
愛着がある道具もあれば、憎い道具や使い捨てられる道具もあります。
そうした様々な道具に魂を宿してみると、どんな九十九神が生まれるのか。

行灯に描かれた多種多様な九十九神を、どうぞお楽しみください。
あなたと道具の関係が、少し変わるかもしれません。

  • 清凉寺[嵯峨釈迦堂](行灯点灯は検討中
    Seiryoji Temple
    お釈迦様をご本尊とする清涼寺(嵯峨釈迦堂)。嵯峨野のちょうど真ん中に位置し、嵯峨野の顔とも称される仁王門が、愛宕古道街道灯しの起点です。
  • 手作りの小さな行灯
    light small handmade paper lantern

    近隣地域の子どもをはじめとした、様々な有志が手がけた色とりどりの行灯が、ロウソクのほのかな灯りで旧愛宕街道を照らします。
  • 古い町並みが残る街道
    old atmospheric street
    大覚寺・二尊院・化野念仏寺へとつながる三叉路に、町内の安全を守り、道行く人の無事を願う八体地蔵さん。ここから、愛宕神社の門前町として栄え、伝統的建造物群街並み保存地区に指定された風情ある街並みが続きます。
  • 化野念仏寺の千灯供養
    化野念仏寺境内。西院の河原にまつられている数千体の無縁仏にろうそくを灯し、供養する幻想的な宗教行事です。
    (8月の最終土日/26日・27日に開催)
    街道沿いにはこだわりのお店が並びます。[嵯峨野工房・たかぎ・竹内陶遊陶苑パーシモン
  • 地域の地蔵盆
    Japanese Buddhist event the Jizo Bon of this area
    いつもはひっそりだ佇む将軍地蔵大菩薩も、地蔵盆にあたるこの日は、賑やかに祀られています。向かいの京都市嵯峨鳥居本町並み保存館では街道の歴史が知れるので、休憩がてらお立ち寄りください。
  • 大きな行灯
    嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学の学生サークル「竹造」を中心に、近隣の小学生などと、『九十九神』をテーマに描いた行灯群。人の背丈ほどのものから10mにもなる巨大なものでまで大小様々な行灯でお祭りを盛り上げます。
    また、ここでしか味わえない風景と食事も楽しめます。[遊山つたや平野屋
  • 愛宕神社一の鳥居
    the first gate of Atago Shrine
    「火迺要慎」(ひのようじん)のお札で知られる愛宕神社まで、50丁ほど続く険しい道のりの入口。愛宕古道街道灯しでは、一の鳥居での点灯式で火を点し、旧愛宕街道沿いの行灯に明かりを灯していきます。
  • 古い町並みが残る街道
    old atmospheric street
    大覚寺・二尊院・化野念仏寺へとつながる三叉路に、町内の安全を守り、道行く人の無事を願う八体地蔵さん。ここから、愛宕神社の門前町として栄え、伝統的建造物群街並み保存地区に指定された風情ある街並みが続きます。
  • 化野念仏寺の千灯供養
    化野念仏寺境内。西院の河原にまつられている数千体の無縁仏にろうそくを灯し、供養する幻想的な宗教行事です。
    (8月の最終土日/26日・27日に開催)
    街道沿いにはこだわりのお店が並びます。[嵯峨野工房・たかぎ・竹内陶遊陶苑パーシモン

アクセス/ACCESS

場所
化野念仏寺を中心に、規模を検討しながら、点灯区間を決定します。(地図が変更できず、すいません)
京都・嵯峨鳥居本(清凉寺〜愛宕神社一の鳥居)
※清凉寺までは、渡月橋から徒歩約20分
access Saga-Toriimoto, Kyoto(From Seiryoji Temple to the first gate of Atago Shrine.)
※ It takes about 20 minutes from Togetsukyo Bridge to Seiryoji Temple on foot.
地図/MAP
access Saga-Toriimoto, Kyoto(From Seiryoji Temple to the first gate of Atago Shrine.)
※ It takes about 20 minutes from Togetsukyo Bridge to Seiryoji Temple on foot.
・電車でお越しの方は、JR嵯峨嵐山駅・京福嵐山駅・阪急嵐山駅で下車。
 (いずれも徒歩又は京都バスに乗り換え)
・バスでお越しの方は、京都バス鳥居本バス停が便利です。
・自転車でお越しの方は、化野念仏寺の駐輪場をご利用ください。
・お車でお越しの方は、松山駐車場・今井駐車場のご利用が便利です。

100年続ける。


 愛宕古道街道灯しは、今年で28回を迎えます。これまでのお祭りを大事に継承しながら、これからの在り方を考えるスタート地点とするべく、新たな一歩を踏み出します。

 人も環境も想いも日々変化しているなかで、”みんなで一緒につくるお祭りを続ける”ということは簡単なことではありません。そんな当たり前のことを改めて実感させられるここ数年を経て、化野念仏寺の千灯供養と合わせて、愛宕古道街道灯しを開催できることとなりました。
 お祭りの持続に向けた知恵や技術の継承を考慮し、規模や内容を検討しながら、みんなで楽しくお祭りをつくっていきたいと思います。